デジタル化・AI導入補助金

【速報】省力化投資補助金 第5回採択発表+第7回公募開始|AI設備投資の準備は今

この記事の結論

省力化投資補助金の第5回採択発表が6月上旬に迫り、第7回公募も同時期に開始予定。補助率1/2〜2/3、上限750万円〜1億円。AI・IoT設備導入を検討する中小企業向けに、最新スケジュールと申請準備のポイントを速報でお届けします。

今回の動き — 6月上旬に2つの重要イベント

省力化投資補助金(一般型)で、6月上旬に2つの大きな動きがある。ひとつは第5回公募の採択発表、もうひとつは第7回公募の開始だ。中小企業庁と中小企業基盤整備機構(SMRJ)が5月に公表した最新スケジュールに基づく。

ざっくり言うと、第5回に申請した企業はまもなく合否が分かり、まだ申請していない企業は第7回が上半期ラストチャンスに近い。年3〜4回の公募ペースを考えると、第7回を逃すと次は秋以降になる。AI検査装置や協働ロボットなど、この夏に導入したい設備があるなら、今が動きどきだ。

イベント 時期 ステータス
第5回 採択発表 2026年6月上旬(予定) 🔴 近日中
第7回 公募開始 2026年6月上旬(予定) 🟡 間もなく
第7回 申請受付開始 2026年7月上旬(予定) 🟢 約1ヶ月後
第7回 申請締切 2026年7月下旬(予定) 🟢 約2ヶ月後
第6回 採択発表 2026年8月下旬(予定) 🟢 約3ヶ月後

出典: 中小企業省力化投資補助事業 公式サイト スケジュール(一般型)(参照日: 2026-05-30)
URL: https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/schedule/

第5回の採択はどうだった?— 過去の傾向と展望

第5回(公募締切: 2026年2月27日)の採択発表は6月上旬予定。第4回の採択発表が3月6日だったことを踏まえると、審査には約3〜4ヶ月のリードタイムがかかっている計算だ。

過去の傾向を見ると、省力化投資補助金は「人手不足解消に直結する設備投資」が評価されやすい。特にAI画像検査装置、協働ロボット、自動倉庫・搬送システム、IoT生産管理システムなど、具体的な省人化効果を定量的に示せる提案が採択されている。「なんとなくAIを入れたい」という曖昧な計画書は通りにくい。ぶっちゃけ、ここが一番の差がつくポイントだ。

第6回(締切: 2026年5月15日)の採択は8月下旬予定。5月に申請した企業は夏の終わりまで結果を待つことになる。第7回に申請すれば、採択は早くて年末、交付決定は年明けの見込み。つまり、設備導入の実行は2027年に入ってからだ。このタイムラインを念頭に置いてほしい。

第7回公募 — 制度の概要と申請の数字

項目 内容
制度名 中小企業省力化投資補助事業(一般型)
所管 経済産業省 / 中小企業庁 / 中小機構(SMRJ)
公募回 第7回
公募開始 2026年6月上旬(予定)
申請受付開始 2026年7月上旬(予定)
申請締切 2026年7月下旬(予定)
補助率 中小企業 1/2、小規模・再生事業者 2/3
補助上限額 750万円〜8,000万円(従業員数により変動)。大幅賃上げ特例で1,000万円〜1億円に引上げ可
対象経費 設備費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費
申請方法 GビズIDプライム + 電子申請システム

出典: 中小企業省力化投資補助事業 公式サイト 制度概要(参照日: 2026-05-30)
URL: https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/about/

▶ 各補助金の特徴と比較は「AI導入に使える補助金5選 徹底比較」も参考に。

AI・IoT設備で狙える補助上限の目安

従業員数 基本上限 賃上げ特例適用時 AI設備の例
5人以下 750万円 1,000万円 AIカメラ検査装置、小型協働ロボット
6〜20人 1,500万円 2,000万円 AI外観検査システム、AGV無人搬送車
21〜50人 3,000万円 4,000万円 AI生産管理+ロボット複数台
51〜100人 5,000万円 6,500万円 ライン全体のスマート化工事
101人以上 8,000万円 1億円 工場全体のDX基盤+AI導入一式

補助率は中小企業1/2、小規模事業者2/3。さらに大幅賃上げ(事業所内最低賃金を地域別最低賃金+50円以上に引上げ)を行うと、カッコ内の上限額に引上げられる。なお、補助事業の実施にあたっては、最低でも事業所内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上に引上げることが要件となっている。

正直、この賃上げ要件は従業員数の多い中小企業にとってハードルが高い。だが、クリアできれば上限が約1.3倍になるので、本気で大型のAI設備を導入したいなら検討する価値は十分にある。

対象経費の詳細 — AI導入で使える費目

省力化投資補助金の対象経費は幅広い。AI関連設備の導入を想定した場合、以下の費目が補助対象になる。

  • 設備費: AI検査装置、協働ロボット、AGV(無人搬送車)、IoTセンサー、生産管理システム用サーバー等の購入費。据付工事費も含む
  • クラウドサービス利用費: AI画像認識API、クラウド型生産管理システム、データ分析プラットフォームの初期導入費・ライセンス料
  • 専門家経費: AI導入コンサルタント、システムインテグレーターへの設計・設定委託費
  • 外注費: AIモデルのカスタマイズ開発、既存システムとの連携開発を外部委託する場合
  • 運搬費: 設備の輸送・搬入費

注意が必要なのは、汎用的なPCやタブレット単体での購入は原則対象外。あくまでAI・IoT設備の一部として必要な場合に限られる。また、既存設備の単なる更新(リプレース)も対象外だ。新たな省力化効果を生み出す投資であることを示す必要がある。

第7回申請にあたっての注意点 — 変更点と落とし穴

省力化投資補助金は公募回ごとに細かい要件が変わることがある。現時点で分かっている範囲で、第7回に申請する際の重要な注意点をまとめる。

📌 GビズIDプライムは全公募回共通の必須要件

第7回の申請にもGビズIDプライムアカウントが必須だ。法人の場合は印鑑証明書、個人事業主の場合は本人確認書類が必要。取得には通常1〜2週間かかる。公募開始を待ってから動き出すと、申請受付開始に間に合わない可能性がある。未取得なら今すぐ手続きを始めるべきだ。

▶ GビズIDの詳しい取得手順は「GビズID登録の完全ガイド」を参照。

📌 公募回ごとの申請重複は不可

応募申請中・交付申請中の事業者、または交付決定を受けて補助金支払が完了していない事業者は、別の公募回に申請できない。たとえば第5回で採択されて交付申請中の企業は、第7回には応募不可だ。第6回の採択発表(8月下旬予定)を待っている企業も同様。自分のステータスを正確に把握したうえで、どの回にエントリーするか戦略的に判断する必要がある。

📌 第7回の公募要領は第6回から変更の可能性あり

公募要領は回ごとに微修正が入ることがある。第6回の公募要領を参考に準備を進めつつ、第7回の公募要領が公開されたら必ず差分をチェックすること。特に補助対象経費の範囲や加点項目は変更されやすい。

📌 カタログ注文型は随時受付中 — 一般型の代替として検討を

省力化投資補助金には一般型のほかに「カタログ注文型」がある。こちらは2024年8月から随時受付に変更されており、締切を気にせずいつでも申請できる。AI搭載のカタログ登録設備(画像検査システム、協働ロボット、自動倉庫等)が対象なら、一般型より早く導入できるケースもある。一般型の第7回公募開始を待つ間に、カタログ注文型の登録設備一覧を確認しておくのも一手だ。

出典: 中小企業省力化投資補助事業 公式サイト スケジュール(カタログ注文型)(参照日: 2026-05-30)
URL: https://shoryokuka.smrj.go.jp/catalog/schedule/

第7回申請までの実践スケジュール

6月上旬の公募開始から7月下旬の締切まで、実質的な準備期間は約2ヶ月。以下のスケジュールで動けば十分間に合う。所要時間はあくまで目安だが、特に設備選定と見積取得には思いのほか時間がかかるので要注意だ。

時期 アクション 所要時間目安
〜6月上旬 GビズIDプライム取得(未取得の場合) 1〜2週間
6月上旬 公募要領をダウンロード、第6回からの変更点をチェック 半日
6月中旬 導入設備の選定・複数社からの見積取得 2〜3週間
6月下旬〜7月上旬 事業計画書の作成。省人化効果を数値で示すのが最重要 2〜3週間
7月上旬 申請受付開始後、速やかに電子申請を提出 半日〜1日
7月下旬 申請締切。以降の申請は一切不可

特に強調したいのは事業計画書の作成期間。2〜3週間と書いたが、実務的にはもっとかかるケースが多い。「現在の工数を測る→導入後の削減効果を試算する→数字を計画書に落とし込む」というプロセスは、普段データを取っていない企業だと数週間では足りないことも。早めに自社の工程別工数データを集め始めることを強く推奨する。

申請書でよくある不備 — 採択を左右する3つのポイント

実際に省力化投資補助金の申請を支援した経験から、よく見られる失敗パターンを紹介する。制度の趣旨を理解していれば回避できるものばかりだ。

不備1: 「なんとなく省力化」で具体的な数字がない

「AI検査装置を導入して検品工程を省力化します」

「現状の目視検品に月間180時間(担当者3名×60時間)を要している。AI検査装置導入後は月間40時間に削減(▲77.8%)を見込む。年間1,680時間の工数削減により、約420万円の人件費圧縮が可能」

審査委員が見たいのは「具体的に何人分の工数が減り、何円のコスト削減になるか」だ。「なんとなく省力化できそう」という感覚的な記述は評価されない。Before/Afterを必ず数字で示すこと。

不備2: 設備カタログの丸写しで自社課題が書かれていない

「本装置は最新のAIアルゴリズムを搭載し、99.9%の検出精度を実現…」

「当社工場では熟練検査員3名のうち2名が60代で、今後3年以内に定年退職予定。後継者育成が追いつかず、AI検査装置による自動化が急務。現在の検査精度は98.5%だが、ヒューマンエラーによる不良品流出が年4〜5件発生し、1件あたり平均30万円の補修コストが発生している」

審査委員は御社の経営課題を知りたいのであって、設備メーカーのカタログスペックではない。課題の深刻さ→解決策としての設備導入→期待される定量効果、の順で書くのが鉄則だ。

不備3: 賃上げ計画の記載漏れ

省力化投資補助金は「賃上げ」が制度目的の柱の一つ。事業計画書に賃上げ計画を明記しないと、審査で不利になる。具体的には:

  • 事業所内最低賃金を、事業実施都道府県の地域別最低賃金+30円以上に引上げること(基本要件)
  • 大幅賃上げ特例を狙うなら+50円以上の引上げ(上限額が約1.3倍に)
  • 「給与を上げます」という抽象表現ではなく、「現行の最低時給1,050円を1,100円に引上げ(+50円)」のように具体的に書く

この3つの不備は、いずれも申請書を書く前に気づいていれば回避できるものばかりだ。要するに、「数字」「自社課題」「賃上げ」の3点を押さえればいい。

他の主要補助金との使い分け — 簡易比較

省力化投資補助金と混同しやすい補助金があるので、簡易的に整理しておく。

制度 得意分野 補助率 こんな企業向け
省力化投資補助金 AI設備・ロボット導入 1/2〜2/3 製造業で人手不足が深刻な企業
デジタル化・AI導入補助金 ソフトウェア・ITツール 1/2〜3/4 オフィス系のAIツール導入
ものづくり補助金 設備+試作品開発 1/2〜2/3 新製品開発を伴う設備投資

「AIを使いたいけど設備もソフトも必要」というケースでは、省力化投資補助金(設備)+デジタル化・AI導入補助金(ソフト)の併用も検討できる。ただし同一経費の二重計上は不可なので、費目の切り分けは慎重に。

今すぐやるべきこと

  1. 今日中に: GビズIDプライムの取得状況を確認。未取得なら即申請(▶ GビズID登録の完全ガイド
  2. 今週中に: 第5回採択発表をチェック。採択されたら交付申請の準備を開始
  3. 公募開始後すぐに: 第7回の公募要領をダウンロードし、第6回からの変更点を差分チェック
  4. 6月中に: 導入設備の選定と複数社からの見積取得を完了させる。事業計画書のドラフト作成に着手
  5. 7月上旬: 申請受付開始を待たずに計画書を完成させ、受付開始と同時に提出する

第7回を逃すと次回(第8回)は早くても2026年秋頃の見込み。AI・IoT設備の導入を今期の経営計画に入れているなら、この約2ヶ月が正念場だ。

よくある質問(FAQ)

Q. 第5回に落選した場合、第7回に再申請できる?

可能だ。ただし、不採択理由を分析し、事業計画書を改善したうえで再申請することが前提。同じ計画書をそのまま再提出しても結果は変わらない。特に「省人化効果の定量化が不十分」「賃上げ計画が具体性に欠ける」といった指摘があった場合は、その点を重点的に修正すること。

Q. 第6回に申請済みだが、第7回にも別の設備で申請できる?

できない。公募要領に明記されている通り、応募申請中・交付申請中の事業者は、補助金支払が完了するまで別の公募回に応募不可だ。ただし第6回で不採択になった場合は、第7回に再チャレンジできる。第6回の採択発表は8月下旬予定なので、それまでは第7回への応募は待つ必要がある。

Q. GビズIDプライムがまだないが、第7回に間に合う?

今すぐ申請手続きを始めれば、十分間に合う。GビズIDプライムの取得には通常1〜2週間。公募開始が6月上旬、申請受付開始が7月上旬の予定なので、5月末〜6月初旬に申請すれば問題ない。ただし行政手続きの混雑や書類不備での差し戻しを考慮し、早ければ早いほど良い。

Q. 設備の選定と見積取得だけで2〜3週間は長すぎない?

実務的にはむしろ短い方だ。理由は3つある。(1)複数社から相見積もりを取る必要がある(1社だけだと価格の妥当性を審査で疑われる)、(2)AI設備はカスタマイズが必要なケースが多く、要件定義→メーカー回答→調整に時間がかかる、(3)補助金の申請には「なぜこの設備なのか」の技術的合理性の説明も求められる。見積取得と並行して事業計画書のドラフト作成を進めるのが現実的な進め方だ。

第1回〜第7回 公募スケジュール 完全一覧

これまでの全公募回の流れを一覧で示す。全体像を把握することで、第7回の位置づけがより明確になるはずだ。

公募回 公募開始 申請受付開始 締切 採択発表
第1回 2025/1/30 2025/3/19 2025/3/31 2025/6/16
第2回 2025/4/15 2025/4/25 2025/5/30 2025/8/8
第3回 2025/6/27 2025/8/4 2025/8/29 2025/11/28
第4回 2025/9/19 2025/11/4 2025/11/27 2026/3/6
第5回 2025/12/19 2026/2/2 2026/2/27 2026/6月上旬
第6回 2026/3/13 2026/4/15 2026/5/15 2026/8月下旬
第7回 2026/6月上旬 2026/7月上旬 2026/7月下旬 後日

出典: 中小企業省力化投資補助事業 公式サイト スケジュール(一般型)(参照日: 2026-05-30)
URL: https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/schedule/

この3年弱の運用で分かるのは、公募→申請受付→締切のサイクルがおおむね2〜3ヶ月、審査〜採択発表までが3〜4ヶ月というリズムだ。年3〜4回のペースが定着しており、第7回が終われば次は秋口。設備投資の時期を逆算して、どの回で申請するか計画的に判断してほしい。

参考・出典

※ 上記は2026年5月30日時点の公式情報に基づく参考情報です。第7回公募の詳細スケジュールは今後変更される可能性があります。申請にあたっては、必ず公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

※ 本記事の情報に基づく申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。

AI導入の計画策定や補助金活用についてのご質問は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

この記事は補助金ナビ編集部がお届けしました。

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