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【速報】持続化補助金 第18回 採択率48.1%|第19回で差をつける対策

【速報】持続化補助金 第18回 採択率48.1%|第19回で差をつける対策

この記事の結論

持続化補助金第18回の採択率は48.1%(前回51.1%から低下)。申請17,318件・採択8,330件の結果を分析し、第19回(締切4/30)に向けた対策を解説。

2026年3月17日、小規模事業者持続化補助金<一般型>第18回の採択結果が公表されました。申請17,318件に対し採択8,330件、採択率48.1%。前回(第17回)の51.1%から3ポイント低下しています。

「申請件数が減ったのに、採択率まで下がった」——この事実が何を意味するのか。第19回の申請締切(2026年4月30日)まで残り40日。今から準備を始める方に向けて、第18回の結果から読み取れる審査の変化と対策を整理しました。


第15回〜第18回 採択率の推移を並べてみる

まずは直近4回の数字を見てください。

公募回 申請件数 採択件数 採択率 前回比
第15回 13,336件 5,580件 41.8%
第16回 7,371件 2,741件 37.2% ▼4.6pt
第17回 23,365件 11,928件 51.1% ▲13.9pt
第18回 17,318件 8,330件 48.1% ▼3.0pt

出典: 中小機構 採択結果公表ページ(参照日: 2026-03-20)

第16回で過去最低の37.2%を記録した後、第17回は申請件数が急増して51.1%に回復。しかし第18回は再び低下しました。正直、「50%前後で安定した」と見るのは早計です。

申請件数が減ったのに採択率が下がった理由

第17回の23,365件から第18回は17,318件へ、約6,000件の減少。普通なら「競争が緩くなる」はずですが、逆に採択率は下がっています。考えられる要因は2つ。

  • 書類不備による形式審査落ちの増加——電子入力形式への移行で、旧様式で提出してしまうケースがまだ多い
  • 審査基準の実質的な厳格化——「AI・デジタル活用」「賃上げ」への具体的コミットが薄い申請書が低評価になりやすくなった

いずれにせよ、「出せば半分は通る」時代ではなくなっています。

創業型はさらに厳しい——採択率38.1%

同時に公表された創業型(第2回)は採択率38.1%。第1回の37.9%とほぼ横ばいです。創業間もない事業者にとって「約3人に1人」というハードルは、事業計画の具体性が問われていることを示しています。

第19回の申請スケジュール——実質的な締切は4月16日

マイルストーン 日付 注意点
公募要領公開 2026年1月28日 済み
申請受付開始 2026年3月6日 済み
様式4 発行受付締切 2026年4月16日 商工会・商工会議所に依頼する期限
申請締切 2026年4月30日 17:00 jGrants電子申請
採択発表(予定) 2026年7月頃 過去実績より推定

ここが最大の落とし穴。申請書自体の締切は4月30日ですが、商工会・商工会議所が発行する「事業支援計画書(様式4)」の受付は4月16日で締め切りです。様式4がないと申請できません。つまり実質的な準備期限は4月16日。今日(3月20日)から残り27日です。

第18回で落ちた申請書に共通する3つの弱点

採択結果の分析と、補助金申請の支援経験から見えてくるパターンがあります。

弱点1: 「何を買うか」だけ書いて「なぜ必要か」がない

❌ 「ホームページをリニューアルして集客を強化する」
⭕ 「月間来店客数が前年比15%減少。近隣の競合3店がSNS・Web集客を強化しており、当店はオンライン接点がゼロ。HP制作+MEO対策で月間Web問い合わせ20件を目標とする」

審査員は何百件もの申請書を読みます。「HPを作りたい」だけでは、なぜその投資が今この事業者に必要なのか判断できません。

弱点2: 数値目標が「売上10%アップ」だけ

❌ 「売上を10%向上させる」
⭕ 「現在の月商80万円に対し、Web経由の新規顧客を月5件獲得(客単価1.2万円×5件=月6万円増)。初年度売上7.5%増を見込む」

10%という数字自体が問題ではなく、その根拠がないことが問題です。「なぜ10%なのか」を具体的な計算で示すだけで、評価は大きく変わります。

弱点3: 経営計画と補助事業がつながっていない

❌ 経営計画では「高齢化する顧客基盤の若返り」を掲げつつ、補助事業は「既存顧客向けDM印刷費」
⭕ 経営計画で「30-40代の新規顧客開拓」を掲げ、補助事業で「Instagram運用+若年層向けメニュー開発の試作費」を申請

経営計画と補助事業の方向性が一致しているかは、審査の基本中の基本。しかし、ここがズレている申請書が意外と多いのです。

第19回で採択率を上げるために今やるべきこと

1. 様式4の発行依頼は今週中に

最寄りの商工会・商工会議所に連絡し、様式4の発行を依頼してください。年度末の繁忙期で対応が遅れることもあります。4月に入ってから動くのでは遅い可能性があります。

初めて相談する場合は、以下の書類を持参すると話がスムーズです。

  • 直近の確定申告書一式(法人なら決算書)
  • 事業の概要メモ(何をやっている会社か、1ページで)
  • 補助事業で購入したいもの・やりたいことの簡単な説明

2. 事業計画書は「課題→打ち手→数字」の流れで書く

電子申請の入力項目に沿って書くと、どうしても断片的になりがちです。全体を貫く「ストーリー」を意識してください。

  1. 自社の強みと課題を具体的な数字で(売上推移、客数、客単価)
  2. 市場環境を客観データで(商圏人口、競合状況、業界トレンド)
  3. 補助事業の内容を課題の解決策として説明
  4. 数値計画を月次・四半期レベルで(「3年で売上2倍」ではなく「1年目は月○件、2年目は月○件」)

3. 加点項目を1つでも多く押さえる

加点項目 取得方法 準備期間の目安
経営力向上計画の認定 管轄の経済産業局に申請 2〜4週間
事業継続力強化計画の認定 管轄の経済産業局に申請 約1ヶ月
賃金引上げ特例 事業計画期間中に賃上げ3%以上を計画 計画策定のみ
パワーアップ型加点(地域資源型等) 申請時に該当する類型を選択

特に事業継続力強化計画(BCP)の認定は、策定支援ツールが公開されており、比較的取得しやすい加点項目です。まだ取得していない方は今から申請しても間に合う可能性があります。

持続化補助金の基本データ(第19回公募)

項目 内容
制度名 小規模事業者持続化補助金<一般型>第19回
所管 経済産業省・中小企業庁
補助率 2/3(赤字事業者の賃金引上げ特例:3/4)
補助上限額 通常枠50万円(特例込み最大250万円)
対象者 従業員20名以下(商業・サービス業は5名以下)の小規模事業者
申請締切 2026年4月30日 17:00
申請方法 jGrants(電子申請のみ)
事務局 商工会地区:全国商工会連合会 / 商工会議所地区:日本商工会議所

持続化補助金の全体像はこちらの記事で詳しくまとめています。

AI・デジタル活用で販路開拓する場合の対象経費

持続化補助金は「販路開拓」が主目的ですが、AI・デジタルツールの導入も対象になり得ます。具体例を3つ挙げます。

  1. AIチャットボットの導入(広報費)——自社ECサイトにAI接客を実装し、夜間帯の問い合わせ対応を自動化。補助対象経費:月額利用料×補助事業期間分
  2. 生成AIを活用した商品撮影・LP制作(広報費・ウェブサイト関連費)——商品写真のAI編集、コピーライティング支援ツールを活用したランディングページの制作
  3. POSレジ+AI需要予測の導入(機械装置等費)——クラウドPOSと連携したAI需要予測で廃棄ロスを削減。「業務効率化」として補助対象に

ただし、ウェブサイト関連費は補助金交付申請額の1/4が上限です。通常枠(50万円)の場合、ウェブ関連に使えるのは最大12.5万円まで。HP制作だけで申請するのは現実的ではありません。

各補助金制度の比較はAI導入に使える補助金5選 徹底比較もご覧ください。

よくある形式不備——これで「審査以前」に落ちる

採択率の話をしてきましたが、そもそも審査にすら進めない「形式不備」での不採択も少なくありません。

  • ❌ GビズIDプライムではなく「エントリー」で申請(→ GビズID登録ガイド
  • ❌ 様式4(事業支援計画書)が未添付
  • ❌ 確定申告書の添付漏れ、または直近年度のものでない
  • ❌ 従業員数が要件を超えている(商業・サービス業は5名以下)

形式不備は「もったいない」の一言。チェックリストを作って1項目ずつ確認しましょう。

第18回の結果を踏まえたアクションプラン

  1. 今日〜今週中: 商工会・商工会議所に電話し、様式4の発行を依頼する
  2. 今週〜来週: 事業計画のドラフトを作成。「課題の数値化」と「効果の試算」に特に時間をかける
  3. 4月上旬: 加点項目(BCP認定等)の取得状況を確認。未取得なら申請開始
  4. 4月16日まで: 様式4の受領を確認。商工会・商工会議所からのフィードバックを事業計画に反映
  5. 4月30日まで: jGrantsで最終提出。添付書類の漏れをダブルチェック

この記事は補助金ナビ編集部がお届けしました。

AI導入の計画策定や補助金活用のご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。


免責事項

本記事の情報は2026年3月20日時点の各省庁・事務局の公表資料に基づく参考情報です。補助金・助成金の制度内容は予告なく変更される場合があります。申請にあたっては、必ず各制度の公式サイト(全国商工会連合会日本商工会議所)で最新の公募要領をご確認ください。本記事の情報に基づく申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。

参考・出典

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