【2026年最新】兵庫県・神戸市のDX・AI補助金5選|地域と国の制度を比較

【2026年最新】兵庫県・神戸市のDX・AI補助金5選|地域と国の制度を比較

この記事の結論

兵庫県・神戸市で使えるDX・AI補助金5選を比較。神戸市DX推進支援補助(上限250万円)、兵庫県ものづくりDX補助金、デジタル化・AI導入補助金など、補助率・用途別に最適な制度を解説。

兵庫県内でAI導入やDXを検討している中小企業にとって、「どの補助金が自社に合うのか」が最初のハードルです。国の制度と地域独自の制度を組み合わせれば、自己負担をかなり抑えられる可能性があります。

正直なところ、制度が多すぎて比較が面倒。そこで、この記事では兵庫県・神戸市の企業が2026年度に使えるDX・AI関連の補助金5つを、用途・補助率・上限額で整理しました。

用途 おすすめ制度 補助率 上限額
AIソフトウェア・クラウド導入 デジタル化・AI導入補助金(国) 最大4/5 450万円
製造業のDX・IoT 兵庫県ものづくりDX推進補助金 1/2 200万円
神戸市内のDX全般 神戸市中小企業DX推進支援補助制度 1/2 250万円
AI+設備の大型投資 ものづくり補助金 第23次(国) 最大2/3 4,000万円
省力化機器の導入 省力化投資補助金 カタログ注文型(国) 1/2 1,500万円

以下、それぞれの制度を掘り下げます。

神戸市中小企業DX推進支援補助制度 — 市内企業限定の使いやすい制度

神戸市が独自に実施しているDX支援制度で、市内に主たる事業所を持つ中小企業が対象です。2025年度(令和7年度)の公募は5月21日〜8月18日で実施されました。2026年度も同時期に公募が開始される見込みですが、2026年度の公募要領はまだ公表されていません。以下は2025年度の実績をもとにした参考情報です。

基本データ(2025年度実績ベース)

項目 内容
制度名 神戸市中小企業DX推進支援補助制度
所管 神戸市経済観光局工業課
補助率 1/2以内
補助上限額 通常枠: 100万円 / DXモデル事業枠: 250万円
対象者 神戸市内に主たる事業所がある中小企業
対象経費 システム導入経費、デジタル環境整備経費、製品・サービス開発経費
申請条件 「神戸市中小企業DXお助け隊」の伴走型支援を受ける(または予定がある)こと
公式サイト 神戸市DX推進補助制度

※ 2026年度の公募要領公表後に最新情報を更新予定です。最新は公式サイトをご確認ください。

ここが使いやすい

この制度のポイントは「DXお助け隊」の伴走支援がセットになっていること。「AIを入れたいけど、何から手をつけたらいいか分からない」という企業でも、専門家と一緒に計画を立てながら補助金を活用できます。

通常枠(上限100万円)はAI-OCRやチャットボットの導入にちょうどいいサイズ感。DXモデル事業枠(上限250万円)は、他社の参考になるような先進的なDX事例を求められますが、その分上限が高い。

注意点

  • 新規導入するシステムのみが対象。既存システムの更新は補助対象外
  • 神戸市税の滞納・未申告があると申請不可
  • DXお助け隊の伴走支援が条件のため、申請前に相談窓口へ連絡が必要

→ DXお助け隊の詳細はこちら

兵庫県ものづくりDX推進補助金 — 製造業に特化した県の支援

兵庫県は鉄鋼・化学・機械など製造業が盛んな地域。この補助金は、ものづくり企業がAI・IoT・ロボットなどのデジタル技術を導入する際に使える県独自の制度です。

基本データ

項目 内容
制度名 兵庫県ものづくりDX推進補助金
所管 兵庫県産業労働部
補助率 1/2
補助上限額 200万円
対象者 兵庫県内に事業所を持つ製造業の中小企業
対象経費 AI・IoT・ロボット等のシステム導入費用
公式サイト 兵庫県 ものづくり企業DX支援

※ 2026年度の公募スケジュールは兵庫県庁の公式サイトで確認してください。

製造業ならこの制度を第一候補に

上限200万円と金額は大きくありませんが、製造業に特化している分、申請のハードルが比較的低いのが利点。AI画像検査やIoTセンサーによるライン監視など、工場現場のデジタル化に使いやすい設計です。

ひょうご産業活性化センターでは、AI・IoT技術活用に向けた専門家派遣も行っています。補助金と組み合わせることで、技術選定から導入まで一貫したサポートを受けられます。

デジタル化・AI導入補助金(国)— 3月30日に申請受付が始まったばかり

旧「IT導入補助金」から名称変更された国の主力制度。ちょうど今日(2026年3月30日)から申請受付が始まっています。兵庫県内の企業も当然対象です。

各補助金制度の全体比較はAI導入に使える補助金5選 徹底比較でも詳しくまとめていますが、ここでは兵庫県企業の視点でポイントを絞ります。

基本データ

項目 内容
制度名 デジタル化・AI導入補助金(2026年度)
所管 経済産業省 中小企業庁
補助率 1/2〜4/5(枠による)
補助上限額 最大450万円(通常枠)
対象者 中小企業・小規模事業者
対象経費 ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)、導入コンサルティング、研修費等
1次締切 2026年5月12日(火)17:00
申請方法 IT導入支援事業者を通じてjGrantsで電子申請
公式サイト デジタル化・AI導入補助金事務局

5つの申請枠

  1. 通常枠 — 業務効率化から売上アップまで、幅広いITツール導入
  2. インボイス枠(インボイス対応類型) — インボイス制度対応の会計・受発注ソフト
  3. インボイス枠(電子取引類型) — EDI・電子受発注システム
  4. セキュリティ対策推進枠 — サイバーセキュリティサービスの導入
  5. 複数者連携デジタル化・AI導入枠 — 複数企業が連携して行うDX

→ 枠ごとの詳しい比較はデジタル化・AI導入補助金の全5枠を比較をご覧ください。

兵庫県企業が注意すべきポイント

この補助金はIT導入支援事業者(ベンダー)を通じて申請する仕組み。兵庫県内に対応可能な支援事業者がいるかを事前に確認しておきましょう。事務局サイトで地域・業種ごとの支援事業者を検索できます。

ものづくり補助金 第23次(国)— 大型AI投資なら最有力

AI画像検査システム、AIによる生産管理の自動化、AI搭載ロボットなど、数百万〜数千万円規模の投資にはこの制度。2026年4月3日から受付開始です。

基本データ

項目 内容
制度名 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(第23次)
所管 経済産業省 中小企業庁
補助率 1/2〜2/3(枠・企業規模による)
補助上限額 最大4,000万円(省力化枠)
対象者 中小企業・小規模事業者
対象経費 機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、クラウドサービス利用費 等
申請方法 jGrants(電子申請)
公式サイト ものづくり補助金事務局

兵庫県の製造業には二重の選択肢

ものづくり補助金は設備投資を含む大型案件向き。一方、先ほど紹介した兵庫県ものづくりDX推進補助金は小〜中規模のDX向き。投資額によって使い分けるのがベストです。

たとえば、AI検品カメラ+専用PCのセットで300万円程度なら兵庫県の制度(補助150万円)。ライン全体のAI化で2,000万円かかるなら、ものづくり補助金(補助1,000万円以上)を狙う方が合理的です。

省力化投資補助金 カタログ注文型(国)— 「選ぶだけ」の手軽さ

カタログに掲載されている省力化製品を選んで申請する仕組み。事業計画書の作成負担が軽いのが特徴です。3月19日の制度改定で補助上限が引き上げられ、使いやすくなりました。

基本データ(2026年3月19日改定後)

項目 内容
制度名 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)
所管 経済産業省 中小企業庁
補助率 1/2
補助上限額 最大1,500万円(従業員数による)
対象者 人手不足に悩む中小企業・小規模事業者
対象経費 カタログ掲載の省力化製品の導入費用
申請方法 jGrants(電子申請)
公式サイト 省力化投資補助金事務局

カタログにAI製品はある?

AI搭載の検品装置やAI配膳ロボットなど、カタログに掲載されている製品の中にもAI関連のものがあります。ただし、自社独自のAIシステム開発は対象外。あくまで「カタログから選ぶ」形式です。

→ 制度改定の詳細は省力化投資補助金カタログ注文型の制度改定で解説しています。

補助率・上限額・使い勝手を一覧で比べる

制度 補助率 上限額 AI導入向き 申請の手軽さ 兵庫県企業の優位性
神戸市DX推進支援補助 1/2 250万円 ★★★★☆ ★★★★★ ◎ 市内限定で競争率低
兵庫県ものづくりDX 1/2 200万円 ★★★☆☆ ★★★★☆ ◎ 県内製造業限定
デジタル化・AI導入補助金 最大4/5 450万円 ★★★★★ ★★★☆☆ △ 全国競争
ものづくり補助金 最大2/3 4,000万円 ★★★★☆ ★★☆☆☆ △ 全国競争
省力化投資補助金 1/2 1,500万円 ★★★☆☆ ★★★★★ △ 全国競争

地域独自の制度は全国から申請が来る国の補助金より競争率が低い傾向があります。「まず地域の制度で小さくDXを始めて、次のステップで国の制度を使って拡大する」という二段階戦略がおすすめです。

国×地域、併用するならこの組み合わせ

補助金は「同一経費の二重計上」でなければ、異なる制度を併用できるケースがあります。兵庫県・神戸市の企業が検討すべき併用パターンをまとめました。

組み合わせ 可否 使い方のイメージ
神戸市DX推進 + デジタル化・AI導入補助金 ⚠️要確認 異なる経費に充てれば原則可能。市の制度で環境整備、国の制度でソフトウェア導入
兵庫県ものづくりDX + ものづくり補助金 ⚠️要確認 県の制度でPoC(概念実証)、国の制度で本格導入。経費の切り分けが必要
デジタル化・AI導入補助金 + ものづくり補助金 ❌ 原則不可 同一事業での国の補助金同士の併用は原則認められない
省力化投資補助金 + 神戸市DX推進 ⚠️要確認 省力化で機器導入、市の制度でシステム連携部分をカバー

重要: 併用の可否は各制度の公募要領で個別に確認が必要です。申請前に事務局への問い合わせを強く推奨します。「大丈夫だろう」で進めると、最悪の場合どちらの補助金も返還になるリスクがあります。

申請で失敗する兵庫県企業に共通するパターン

失敗1: 地域の制度を知らずに国の制度だけ申請する

❌ 全国競争のものづくり補助金に1本勝負で申請 → 不採択で終了
⭕ まず神戸市や兵庫県の制度(競争率が低い)で小規模DXを実施 → 実績をもとに国の制度で拡大

地域の補助金は「知っている人だけが使う」状態なので、採択率が高い傾向にあります。まず足元の支援から活用しましょう。

失敗2: 神戸市の制度でDXお助け隊への相談を後回しにする

❌ 申請直前に相談窓口に連絡 → 伴走支援の日程が合わず申請期間に間に合わない
⭕ 公募開始前からDXお助け隊に相談を始め、計画を固めておく

「DXお助け隊の伴走支援を受けること」が申請条件なので、これを後回しにすると申請自体ができません。4月に入ったら早めに連絡を。

失敗3: GビズIDの取得が間に合わない

❌ 締切1週間前に「あ、GビズIDが必要だったのか」と気づく
⭕ 今すぐGビズID登録ガイドを見て取得申請する

国の補助金(デジタル化・AI導入補助金、ものづくり補助金、省力化投資補助金)は全てGビズIDでの電子申請。取得には通常1〜2週間かかります。

失敗4: 交付決定前にベンダーと契約してしまう

❌ 採択通知が来た時点でITベンダーに発注
⭕ 交付決定通知を確認してから発注・契約する

採択 ≠ 交付決定。この違いを理解していないと、全額自己負担になります。

兵庫県内のDX支援窓口 — 補助金以外のサポートも

補助金の申請だけでなく、DXの計画段階から無料で相談できる窓口がいくつかあります。

  • 神戸市中小企業DXお助け隊 — DXの専門家が無料で伴走支援。神戸市DX推進補助金の申請条件にもなっている
  • ひょうご産業活性化センター — AI・IoT導入の専門家派遣、ものづくり企業向けの展示相談会
  • 兵庫県よろず支援拠点 — 経営課題全般の無料相談。補助金申請のアドバイスも

特にDXお助け隊は「何から始めたらいいか分からない」段階でも相談OK。補助金の話はその後で十分です。

4月以降のスケジュール — いつ何をすればいいか

時期 やること
今すぐ(3月末) GビズIDの取得申請(未取得の場合)。登録ガイドはこちら
4月上旬 神戸市DXお助け隊に相談予約。ものづくり補助金23次の公募要領を確認
4月中旬 自社の課題整理と数値目標の設定(Before/Afterを明確に)
5月上旬 デジタル化・AI導入補助金の1次締切(5/12)に向けて申請準備
5月〜6月 神戸市DX推進補助金の公募開始を待って申請(2025年度は5月下旬開始)

結局、どの制度を選ぶべきか

迷ったら、この3ステップで絞り込んでください。

  1. 神戸市内の企業なら → まず神戸市DX推進支援補助制度の公募を待つ。DXお助け隊に今すぐ相談
  2. 兵庫県内の製造業なら → 兵庫県ものづくりDX推進補助金が第一候補。投資額が大きければものづくり補助金も検討
  3. AIソフトウェアの導入がメインなら → デジタル化・AI導入補助金(3/30受付開始)で申請。1次締切は5/12

AI導入の計画策定や、どの補助金が自社に合うか分からない場合は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

この記事は補助金ナビ編集部がお届けしました。

免責事項

本記事の情報は2026年3月30日時点の各省庁・自治体・事務局の公表資料に基づく参考情報です。神戸市中小企業DX推進支援補助制度については2025年度の公募実績をもとに記載しており、2026年度は変更の可能性があります。補助金・助成金の制度内容は予告なく変更される場合があります。申請にあたっては、必ず各制度の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。本記事の情報に基づく申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。

参考・出典

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