2026年3月30日(月)10:00、デジタル化・AI導入補助金2026の申請受付が始まります。今日は3月23日。あと7日です。
すでに「申請準備チェックリスト」「公募要領解説」「FAQ」といった記事は公開済みです。この記事はそれらとは違い、残り7日の使い方を日別タイムラインで具体的に示すことに絞ります。「何をどの日にやればいいか」が分からなくて焦っている方に向けた、カウントダウン式の実行ガイドです。
まずこれだけ確認(申請の前提条件)
タイムラインを読む前に、自社が申請できる状態にあるかを確認してください。
- GビズIDプライムの取得が完了している(未取得なら今日すぐ申請 → GビズID取得ガイド)
- SECURITY ACTION(★1つ星以上)の宣言が完了している
- IT導入支援事業者がすでに決まっている(3/30以降でも可だが早いほど良い)
- 導入したいITツールの目星がついている(公式サイトのツール検索で検索可能)
GビズID未取得の場合は最大2〜3週間かかります。今から申請しても1次締切(5月12日)には十分間に合います。焦らず今日中に手続きを始めてください。→ 取得ガイルはこちら
他の補助金との比較はAI導入に使える補助金5選 徹底比較でまとめています。デジタル化・AI導入補助金を選ぶ理由を再確認したい方はどうぞ。
残り7日のタイムライン
下記は「3月24日〜30日の7日間でやるべきこと」の日別スケジュールです。準備の進捗に応じて読み飛ばして構いません。
Day 1(3/24・月): IT支援事業者・ツールを最終確認する
補助金の申請はIT導入支援事業者と共同で行います。事業者が先に決まっていないと、申請ページそのものが開けません。
まだ事業者が決まっていない場合は、今日中に公式サイトの「IT導入支援事業者・ITツール検索」ページで候補を探してください。「AI機能」でフィルタリングすると、AI対応ツールに絞って検索できます。
すでに事業者が決まっている場合は、今日のうちに担当者に連絡を入れ「3/30以降すぐ申請したい」と意思確認をしておきましょう。混雑期に入るため、後回しにすると後で追われます。
Day 2(3/25・火): 事業計画の骨格を固める
申請時に記入する「労働生産性向上に係る取り組みの内容」は、ITツールを導入することでどの業務プロセスがどう改善されるかを具体的に示す必要があります。
今日やること: 以下の3点を紙またはメモに書き出す。
- 現在の課題: 「月○時間かかっている」「ミスが月○件発生している」など数字で
- 導入するツール: 具体的なツール名とその機能
- 改善後の見込み: 「工数を月○時間削減」「エラー率○%低下」など数字で
ここを具体的に書けるかどうかが採択率を大きく左右します。「AIチャットボットで問い合わせ対応を自動化」より「1日15件の問い合わせ対応(月100時間)をチャットボットで50%自動化し、担当者の工数を月50時間削減する」のほうが審査員の印象に残ります。
Day 3(3/26・水): 申請に必要な書類を揃える
申請日までに準備すべき書類の確認です。枠によって異なりますが、通常枠では以下が必要です。
| 書類 | 法人 | 個人事業主 |
|---|---|---|
| GビズIDプライム(アカウント) | 必須 | 必須 |
| SECURITY ACTION 宣言 | 必須 | 必須 |
| 直近の確定申告書(税務署受付印または電子申告の受信通知) | 法人税申告書 | 所得税確定申告書 |
| 履歴事項全部証明書(発行3ヶ月以内) | 必須 | 不要 |
| 賃金引上げ計画表 | 賃上げ要件に該当する場合 | 同左 |
今日中にこれらの準備状況を確認し、取得が必要なものを洗い出してください。履歴事項全部証明書は法務局(またはオンライン申請)で取得できます。
Day 4(3/27・木): 申請枠と賃上げ要件の最終判断
デジタル化・AI導入補助金には5つの枠があります。どれを使うか、今日中に確定させます。
| 申請枠 | 補助率 | 上限額 | 向いている会社 |
|---|---|---|---|
| 通常枠(1〜3プロセス) | 1/2 | 150万円 | 単一業務のDX化 |
| 通常枠(4プロセス以上) | 1/2 | 450万円 | 複数業務の包括的DX |
| インボイス枠(対応類型) | 2/3〜4/5 | 350万円 | 会計・受発注・決済のデジタル化 |
| セキュリティ対策推進枠 | 1/2(小規模は2/3) | 150万円 | セキュリティ対策の強化 |
| 複数者連携枠 | 2/3〜4/5 | 3,000万円 | 10社以上の連携体 |
小規模事業者(製造業20人以下、サービス業5人以下等)が賃上げ要件を満たす場合、通常枠の補助率は最大4/5に引き上がります。今の賃金水準と「事業場内最低賃金+30円以上」の要件を確認しておきましょう。
正直、どの枠を選ぶかは支援事業者に相談するのが確実です。ただし「とりあえず任せた」は禁物。自分でも理解した上で申請することが、採択後の実績報告をスムーズに進める条件でもあります。
Day 5(3/28・金): IT導入支援事業者と打ち合わせ・申請内容の最終確認
申請は「IT導入支援事業者が申請ページにアクセス → 申請者(自社)を招待 → 自社がマイページで情報入力・提出」という流れになります。支援事業者と打ち合わせる際に確認すべき項目を整理します。
- 申請する枠の確認(両者が合意していること)
- 導入ツールの確認(補助金対象ツールとして登録済みであること)
- 事業計画の内容のすり合わせ(Day 2で考えた内容を共有)
- 申請当日のスケジュール確認(招待のタイミングなど)
- 書類の最終確認(不足書類がないか)
ここで見えてくる「ツールが登録されていない」「必要書類が足りない」などの問題は、3/30までに解決できます。もし重大な問題が見つかったとしても、1次締切は5月12日なので焦る必要はありません。
Day 6(3/29・土・日): 申請マイページのテストアクセスと最終準備
3/30の申請開始に備えて、今日できる準備を完了させる日です。
今日やること:
- GビズIDの認証テスト(ログインできることを確認)
- SECURITY ACTION の宣言番号を手元に控える
- 必要書類を電子ファイル(PDF)にまとめる
- 3/30の申請作業のために1〜2時間のブロックをスケジュールに入れる
公式サイトのマイページは3/30 10:00に開きます。事前にログインしておくことはできませんが、GビズIDへのログインテストとSECURITY ACTIONの確認は今日できます。
Day 7(3/30・月): 申請当日の操作ガイド
いよいよ申請開始日です。jGrants/マイページでの主な操作の流れを示します。
- 10:00以降: IT導入支援事業者からマイページへの招待通知(メールなど)が届く
- GビズIDでマイページにログイン: 招待リンクからアクセス
- 基本情報の入力: 会社名・住所・代表者名・直近の売上高・従業員数など
- 申請情報の入力: 導入ツール・業務プロセス・改善見込みなど(Day 2で考えた内容を入力)
- 書類のアップロード: 確定申告書・履歴事項全部証明書など
- 宣誓・提出: 内容を確認して提出ボタンを押す
「当日に必ず申請しなければならない」わけではありません。1次締切は5月12日(火)17:00です。3/30に申請することの実際のメリットは「準備に余裕ができる」「交付決定が早まり、事業開始が早くなる」ことです。先着順ではないため、「初日に申請しないと不利」ということはありません。焦らず正確に申請することを優先してください。
→ 申請マイページの詳細な操作手順は【図解】申請マイページ操作ガイドを参照してください。
1次締切(5月12日)までのスケジュール全体像
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 2026年3月30日(月)10:00 | 交付申請受付開始 |
| 2026年5月12日(火)17:00 | 1次締切(通常枠ほか4枠) |
| 2026年6月18日(水)頃 | 1次締切分の交付決定予定 |
| 2026年6月15日(月) | 2次締切 |
| 2026年7月21日(月) | 3次締切 |
| 2026年8月25日(火) | 4次締切 |
出典: デジタル化・AI導入補助金2026 公式サイト(参照日: 2026-03-23)
1次締切を逃しても2次以降があります。交付決定が早い=補助事業の開始が早いという利点があるため、可能なら1次が理想ですが、「準備ができていないのに無理やり申請する」ことで審査が通らないのは本末転倒です。
申請直前の最終確認チェックリスト
申請ボタンを押す前に確認してください。
- [ ] GビズIDプライムでログインできる
- [ ] SECURITY ACTION の宣言が完了している(宣言番号を控えた)
- [ ] IT導入支援事業者が登録事業者であることを確認した
- [ ] 導入ツールが補助金の対象ツールとして登録されていることを確認した
- [ ] 直近の確定申告書類をPDFで用意した
- [ ] 法人は履歴事項全部証明書(3ヶ月以内)を用意した
- [ ] 事業計画の数値目標(Before → After)を書き出した
- [ ] 賃上げ要件に該当する場合は、賃金引上げ計画の確認が取れた
- [ ] 2回目以降の申請の場合は、賃上げ要件(給与支給総額の年平均成長率)の達成状況を確認した
特に「2回目以降の申請者」は賃上げ要件(1人当たり給与支給総額の年平均成長率を「物価安定の目標」+1.5%以上向上)が追加されており、達成できない場合は補助金の返還を求められます。この要件を理解した上で申請してください。
あわせて読みたい:【3/30開始】デジタル化・AI導入補助金 申請準備5ステップ / よくある質問20問と回答
申請を後回しにしている理由を一つずつ解決する
「準備が間に合うか不安で踏み出せない」という方向けに、よくある躊躇の理由と解消策を示します。
「GビズIDをまだ取得していない」
今日申請すれば1次締切(5月12日)には間に合います。まず今日だけ動いてください。→ 取得ガイド
「IT導入支援事業者をまだ選んでいない」
公式サイトの検索で「AI機能」を絞り込んで探せます。複数社に問い合わせて、実績・費用・コミュニケーションの取りやすさで判断するのがおすすめです。
「申請書の書き方が分からない」
IT導入支援事業者がサポートしてくれます。「書き方が分からない」は支援事業者を選ぶ基準にもなります。手厚くサポートしてくれる事業者を選びましょう。
「本当に採択されるか分からない」
正直、採択を保証できる方法はありません。ただし、事業計画の数値目標を具体的に書くこと、IT導入支援事業者としっかり連携すること、この2点で採択可能性は大きく変わります。
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AI導入の計画策定でお悩みの場合は、お問い合わせフォームからご相談ください。株式会社Uravationでは、デジタル化・AI導入補助金を活用したAI研修・導入支援をサポートしています。
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参考・出典
- デジタル化・AI導入補助金2026 公式サイト(参照日: 2026-03-23)
- デジタル化・AI導入補助金2026の概要について(事務局ニュース)(参照日: 2026-03-23)
- 中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026 公募要領公開」(参照日: 2026-03-23)
- 補助金ポータル「デジタル化・AI導入補助金2026の概要」(参照日: 2026-03-23)
この記事は補助金ナビ編集部がお届けしました。