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AI導入vsものづくり補助金|選び方比較

この記事の結論

AI導入で使うべき補助金はどちら?補助率・上限額・申請難易度を5観点で比較解説。

「AIを導入したいけど、デジタル化AI導入補助金とものづくり補助金、うちはどっちを使えばいいの?」

この質問、補助金の相談で最も多く受けるものの一つです。正直、この2制度は対象が微妙に重なっていて、中小企業庁の公式サイトを読んでもわかりにくい。実際に申請を支援した経験から言えば、「投資の中身」と「会社の規模」で答えはかなりはっきり分かれます。

まず結論 — あなたの会社に合う制度は?

あなたの状況 おすすめ制度 理由
AIソフトウェア・SaaSの導入だけ デジタル化AI導入補助金 ソフトウェア特化、申請が比較的簡単
AI搭載の設備・機械も含む投資 ものづくり補助金 設備投資も対象、上限額が高い
100万円未満の小規模投資 デジタル化AI導入補助金 少額でも申請可能
1,000万円超の大型投資 ものづくり補助金 上限額が高い(最大1,250万円〜)
申請に時間をかけたくない デジタル化AI導入補助金 事業計画書の分量が少ない

補助率と上限額で比べると

項目 デジタル化AI導入補助金 ものづくり補助金
補助率(中小企業) 1/2(小規模事業者は最大4/5) 1/2(小規模事業者は2/3)
補助上限額 最大450万円 750万円〜1,250万円(枠による)
AI加点 ◎ AI搭載ツールで加点あり ○ デジタル技術活用で加点あり

金額だけで見ると、ものづくり補助金のほうが上限が高い。ただし、デジタル化AI導入補助金は小規模事業者なら補助率4/5まで上がる可能性がある点も見逃せません。

対象経費で比べると — ここが最大の違い

経費の種類 デジタル化AI導入補助金 ものづくり補助金
ソフトウェア購入費 ◎ 主要対象 ○ 対象
クラウド利用料 ◎ 対象 ○ 対象
導入設定・カスタマイズ費 ◎ 対象 ○ 対象
機械・設備の購入費 × 対象外 ◎ 主要対象
専門家経費 △ 限定的 ○ 対象
外注費 × 対象外 ○ 対象

要するに、「ソフトウェアだけ入れる」ならデジタル化AI導入補助金、「ハードウェアも含めて投資する」ならものづくり補助金です。たとえば:

  • ChatGPT Team の年間ライセンス + AIチャットボット導入 → デジタル化AI導入補助金
  • AI搭載の外観検査装置 + 制御ソフトウェア → ものづくり補助金
  • AI画像認識ソフト + カメラ + 照明設備 → ものづくり補助金(設備込み)

申請の難易度はどちらが高い?

項目 デジタル化AI導入補助金 ものづくり補助金
事業計画書の分量 比較的少ない 多い(10〜15ページ)
IT導入支援事業者 必須 不要
認定支援機関の確認書 不要 必須
口頭審査 なし 一部の枠であり
申請から採択まで 約1〜2ヶ月 約2〜3ヶ月

ぶっちゃけ、ものづくり補助金の申請書は手間がかかります。一方、デジタル化AI導入補助金はIT導入支援事業者が申請をサポートしてくれるため、中小企業側の負担は比較的軽いです。

同一経費での併用は不可 — ただし分けて使うのはOK

同一事業・同一経費での併用は不可です。ただし、別の経費であれば同時期に両方を受給することは可能です。たとえば:

  • デジタル化AI導入補助金で「AIチャットボット(ソフトウェア)」を導入
  • ものづくり補助金で「AI検品装置(設備+ソフト)」を導入

対象経費が完全に分かれていれば問題ありませんが、事前に事務局に確認することを強く推奨します。

直近のスケジュール

項目 デジタル化AI導入補助金 ものづくり補助金
第1次締切 2026年5月12日 2026年5月8日
採択結果発表 締切後 約1ヶ月 締切後 約2ヶ月

制度選びで陥りがちな落とし穴

❌ 「上限額が高いからものづくり補助金」で選ぶ
⭕ 投資額が200万円程度なら、デジタル化AI導入補助金のほうが申請も簡単で採択率も高い

❌ IT導入支援事業者の選定を後回しにする
⭕ デジタル化AI導入補助金は登録済み事業者との連携が必須。申請締切の3週間前には動き始めること

❌ 「AIを使う」とだけ書いて加点を狙う
⭕ 「どのAI技術を」「どの業務に」「どんな効果を期待して」使うかを具体的に記載すること

参考・出典

※ この記事は2026年4月7日時点の公開情報に基づいています。最新情報は各制度の公式サイトをご確認ください。補助金の申請・採択を保証するものではありません。


この記事は補助金ナビ編集部がお届けしました。

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