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【速報】東京都DX推進トータルサポート事業|AI活用コース最大3,000万円

【速報】東京都DX推進トータルサポート事業|AI活用コース最大3,000万円

この記事の結論

東京都が2026年度の新規事業「DX推進トータルサポート事業」を発表。AI活用コースは助成上限3,000万円・助成率最大3/4。4コースの助成額・募集社数・応募スケジュールを速報で解説。

2026年3月30日、東京都と(公財)東京都中小企業振興公社が「DX推進トータルサポート事業」の支援企業募集を開始しました。令和8年度の新規事業として、都内中小企業のDX推進とAI活用を総合的に支援する制度です。

従来の「DX推進支援事業」から大幅に拡充され、アドバイザー派遣+助成金のセット支援になったのが最大の変化。AI活用コースでは最大3,000万円の助成が受けられます。


4コースの助成額と助成率をまとめると

コース 助成上限(通常) 助成上限(大幅賃上げ枠) 助成率(通常) 助成率(賃上げ計画策定)
DXステップアップ / DXアドバンス 3,000万円 5,000万円 3/4以内(小規模4/5)
AI活用コース 2,000万円 3,000万円 2/3以内 3/4以内(小規模4/5)
生産性向上コース 1,500万円 2,000万円 1/2以内(小規模2/3) 3/4以内(小規模4/5)

賃上げ計画を策定して申請すると、全コースで助成率が引き上がります。小規模企業者はさらに優遇されて最大4/5(80%)。ここは見逃せないポイントです。

各コースの特徴 — 自社に合うのはどれ?

DXステップアップコース(募集20社)

「DXに興味はあるが、何から始めればいいかわからない」という企業向け。アドバイザーが現地訪問し、経営ビジョンに基づいたDX戦略を一から策定してくれます。経営層のDXリテラシー向上まで含めた、入門者に最適なコースです。

DXアドバンスコース(募集10社)

すでにDX認定を取得しているなど、DX戦略が策定済みの企業が対象。ビジネスモデルの変革や新サービス開発といった「次のステージ」を支援します。正直、10社枠は競争率が高いので、申込書の具体性が勝負になりそうです。

AI活用コース(募集10社)

注目はこのコース。AI活用計画の策定から、社内リテラシー向上、先進的なAI技術の導入・運用まで、一気通貫で支援します。生成AIや機械学習を業務に実装したい企業にとって、アドバイザー+最大3,000万円の助成は強力な後押しです。

生産性向上コース(6月・10月に募集予定)

今回は募集対象外。2026年6月頃と10月頃の2回に分けて募集される予定です。デジタル技術の導入・活用で業務効率を上げたい企業向けで、助成上限は通常1,500万円。募集が始まったら改めて詳しく解説します。

応募スケジュールと申込方法

マイルストーン 日程
プレスリリース発表 2026年3月30日
応募受付開始 2026年4月6日(月)
応募締切 2026年5月8日(金)
審査・採択 5月以降(時期未公表)
アドバイザー派遣開始 採択後(提案書作成に約3ヶ月)
助成金申請 提案書完成後

申込は東京都中小企業振興公社のポータルサイトから。応募内容に基づく審査があるため、「なぜDX/AIが必要か」「解決したい課題は何か」を明確にした上で申し込みましょう。

従来のDX推進支援事業との違い

東京都にはこれまでも「DX推進支援事業」がありましたが、今回の「トータルサポート事業」は別物と考えたほうがいいです。主な変化点をまとめます。

項目 旧:DX推進支援事業 新:DX推進トータルサポート事業
支援内容 アドバイザー派遣中心 アドバイザー派遣+助成金のセット
AI特化コース なし AI活用コース新設
助成上限 なし(DX推進助成金は別事業) 最大5,000万円(大幅賃上げ枠)
予算規模 31億円
賃上げ連動 限定的 全コースで賃上げ計画による優遇あり

要するに、アドバイザーの伴走支援と設備投資の助成が一体化されたことで、「何をすればいいかわからない段階」から「実際にAIを導入する段階」まで、ワンストップで進められるようになりました。

国の補助金との併用は可能か?

気になるのは、国の「デジタル化・AI導入補助金」(旧IT導入補助金、同じく3月30日に公募開始)との併用です。

原則として、同一経費に対する二重の補助は不可ですが、異なる経費に対してそれぞれ申請することは可能な場合があります。たとえば:

  • AI活用コースの助成金でAIシステム本体の導入費をカバー
  • デジタル化・AI導入補助金で連携する業務ソフトの導入費をカバー

ただし、併用可否の最終判断は公社・事務局に個別確認が必要です。申請前に必ず問い合わせましょう。

→ デジタル化・AI導入補助金の詳細はデジタル化・AI導入補助金 2026年度ガイドで解説しています。

応募前に準備しておくべき3つのこと

1. 自社の課題を「数字」で整理する

「業務が非効率」だけでは審査に通りません。「月間○○時間の手作業」「問い合わせ対応に平均○分」「ミス率○%」のように、現状を数字で把握しておきましょう。アドバイザーとの初回面談の質も大きく変わります。

2. 経営層のコミットを確保する

DXステップアップ・DXアドバンスコースでは経営層のDX推進が前提です。「情シス担当に丸投げ」では採択されにくい。社長や役員が「自分ごと」として関わる体制を事前に整えておきましょう。

3. 賃上げ計画を検討する

全コースで賃上げ計画の策定が助成率アップの条件になっています。とくに小規模企業者は賃上げ計画ありで助成率4/5(80%)まで上がります。最低賃金の引き上げ予定も踏まえて、中長期の賃金計画を練っておくと有利です。

東京都内の企業が今すぐやるべきこと

  1. 4月6日までに公社ポータルサイトを確認し、自社に合うコースを選ぶ
  2. 今週中に:DX/AI導入で解決したい業務課題を3つ書き出す
  3. 5月8日の締切前に:応募フォームから申込を完了する

DXステップアップコースは20社、AI活用コースは10社と枠が限られています。予算31億円の大型事業とはいえ、募集枠は少ないので早めの準備をおすすめします。

→ 東京都の他のDX支援制度との比較は東京都のDX・AI補助金6選もあわせてご確認ください。


この記事は補助金ナビ編集部がお届けしました。

AI導入の計画策定や補助金活用についてのご質問は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。


免責事項

本記事の情報は2026年3月30日時点の東京都産業労働局および(公財)東京都中小企業振興公社の公表資料に基づく参考情報です。DX推進トータルサポート事業の詳細は予告なく変更される場合があります。応募にあたっては、必ず公社ポータルサイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づく応募・申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。

参考・出典

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