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【2026年最新】AI動画制作の補助金3選|費用を最大4/5補助

【2026年最新】AI動画制作の補助金3選|費用を最大4/5補助

この記事の結論

AI動画ツール(Seedance 2.0・Runway等)の費用に使える補助金3制度を比較。デジタル化AI導入補助金(最大450万円)・持続化補助金(最大250万円)・ものづくり補助金から自社に合う制度を選ぶガイド。

【2026年最新】AI動画制作に使える補助金3選|Seedance・Runway費用を賢く補助

「Seedance 2.0やRunwayを使ったAI動画制作を始めたいが、費用が心配」「映像制作費に使える補助金はないか」——この2つの悩みを同時に解決できる制度が、実は複数存在します。

AI動画生成ツールのサブスク費用や映像制作委託費は、使い方と申請する補助金の枠次第で最大3/4まで補助対象になります。ただし、どのツールがどの制度で対象になるかは、公募要領を読まないと判断できない部分も多い。正直、ここが一番ややこしいところです。

この記事では、AI動画制作費に実際に活用できる3つの補助金制度を比較し、「どのケースにどれが向くか」を整理します。

結論から先に — あなたの状況に合う制度は?

状況 おすすめ制度 補助率 上限額
AI動画ツールのサブスク費用を補助したい(中小企業) デジタル化・AI導入補助金 最大4/5 最大450万円
広報用動画・SNS動画の制作費を補助したい(小規模事業者) 小規模事業者持続化補助金 2/3 最大250万円
AI動画を使った新サービス・新事業を立ち上げたい ものづくり補助金 最大2/3 最大4,000万円

各制度は対象となる「誰が」「何に使うか」が異なります。以下で詳しく見ていきましょう。

1. デジタル化・AI導入補助金 — AI動画ツールのサブスク費が対象になり得る

2026年度から「IT導入補助金」が「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました。AIツール導入へのサポートが厚くなった制度です。

項目 内容
制度名 デジタル化・AI導入補助金(2026年度)
所管省庁 経済産業省(中小企業庁)
補助率 1/2以内〜4/5以内(枠・プロセス数による)
補助上限額 5万円〜450万円(業務プロセス数による)
対象者 中小企業・小規模事業者
対象経費 ソフトウェア費、クラウド利用料(最大2年分)、導入関連費
第1次締切 2026年5月12日(火)17:00
申請方法 jGrants(電子申請)、IT導入支援事業者経由
公式サイト デジタル化・AI導入補助金 事務局

※上記は2026年度 第1次公募の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

AI動画ツールは対象になるか? — ここが正直難しい

Seedance 2.0やRunway、KlingなどのAI動画生成ツールが「デジタル化・AI導入補助金」の対象になるかは、ツール単体では対象外になる可能性が高いのが現状です。

理由は制度の仕組みにあります。この補助金は「IT導入支援事業者」として事務局に登録された事業者が提供するツールしか対象になりません。Seedance(ByteDance)やRunway(米国)は現時点で日本の事務局への登録状況が確認できていません。

ただし、次のケースでは対象になる可能性があります。

対象になりやすいケース

  • 国内のIT導入支援事業者が提供する「AI動画活用型マーケティングシステム」を導入する
  • AI動画制作ツールを含む業務改善パッケージをIT支援事業者経由で契約する
  • 通常枠でソフトウェア費として申請し、4業務プロセス以上を満たすパッケージに組み込む

要するに、ツールそのものを単品購入する形では難しく、IT導入支援事業者経由のパッケージ契約として組み込む形が現実的です。

デジタル化・AI導入補助金のAI動画活用例

事例区分: 想定シナリオ
以下は100社以上の支援経験をもとに構成した典型的な活用シナリオです。

飲食店チェーンA社(従業員35名)は、国内のIT導入支援事業者が提供する「SNS動画自動生成+予約管理システム」を導入。ソフトウェア費として補助申請し、100万円の導入費用のうち75万円(3/4)の補助を受けました。補助率が高くなった理由は、賃上げ目標を達成し「小規模・賃上げ要件」を満たしたためです。

2. 小規模事業者持続化補助金 — 広報動画・SNS動画の制作費に向く

AI動画ツールのサブスクそのものより、「AI動画を使った広報物の制作費」を補助したい場合はこちらが向いています。販路開拓を目的とした動画制作費は「広報費」または「ウェブサイト関連費」として補助対象になります。

項目 内容
制度名 小規模事業者持続化補助金 第19回(通常枠)
所管 中小企業庁(商工会・商工会議所経由)
補助率 2/3(赤字事業者は3/4)
補助上限額 通常枠 50万円 / 各種加算で最大250万円
対象者 小規模事業者(商業・サービス業は従業員5名以下、製造業等は20名以下)
動画制作の対象経費 広報費(パンフレット・動画制作費)、ウェブサイト関連費(ECサイト向け動画等)
申請締切 2026年4月30日(木)※支援機関(様式4)発行は4月16日(木)が実質締切
申請方法 電子申請(Jグランツ)または郵送
公式サイト 商工会議所地区 持続化補助金

※2026年4月30日締切の情報です。中小企業庁の公式ページで最新情報をご確認ください。

「AI動画で広報」は持続化補助金の得意領域

例えばこんな使い方が想定されます。

  • 飲食店が「Seedanceで生成したメニュー紹介動画」をSNS広告に使う → 動画制作費は広報費として計上
  • 小売店が「AI動画を活用したランディングページの動画素材制作」を外注 → ウェブサイト関連費として計上
  • サロンが「AI動画ツールを使ったPR動画の外注費用」を申請 → 委託・外注費として計上

ポイントは「販路開拓のための動画」であること。自社サービスの宣伝を目的としない動画(社内研修用など)は対象外です。また、補助事業期間内に公開に至らなかった動画も対象外となるため、申請前に完成・公開のスケジュールを立てておく必要があります。

持続化補助金での失敗パターン

❌ 「SNS動画を作りたい」だけでは採択されにくい
⭕ 「売上の〇%を占める既存顧客への依存を脱し、新規顧客をSNS経由で獲得するため動画を制作する」という経営計画と一体で申請する

❌ 補助事業期間終了後に動画を公開する計画を立てる
⭕ 補助事業実施期間内(採択後〜実施期限)に完成・公開まで完了させる

3. ものづくり補助金 — AI動画を活用した新サービス開発向け

「AI動画技術を使って新しいサービスを立ち上げたい」「動画制作事業そのものを新規に始めたい」という場合はものづくり補助金の出番です。補助規模が大きい分、事業計画の質が採択を左右します。

項目 内容
制度名 ものづくり補助金 第23次(2026年度)
所管省庁 中小企業庁
補助率 1/2〜2/3(小規模・賃上げ要件で最大2/3)
補助上限額 750万円〜4,000万円(従業員規模・枠による)
対象者 中小企業・小規模事業者
動画関連の対象経費 機械装置・システム構築費(AI動画システム開発)、専用ソフトウェア費、広告宣伝費(グローバル枠限定)
第23次締切 2026年5月8日(木)17:00
申請方法 jGrants(電子申請)
公式サイト ものづくり補助金 総合サイト

※上記は第23次公募の情報です。公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

AI動画×ものづくり補助金の活用シナリオ

事例区分: 想定シナリオ

広告制作会社B社(従業員12名)は、AI動画生成システムを自社開発・導入し、映像制作の工数を大幅削減する革新的なサービスプロセスを構築するという事業計画で申請。システム構築費と専用ソフトウェア費を合計750万円計上し、補助金500万円(2/3)を受け取りました。

国内向けマーケティング動画の制作費そのものは対象外ですが、グローバル市場開拓枠であれば海外向けPR動画制作費が「広告宣伝・販売促進費」として認められるケースがあります。

3制度を比べると — 「誰が」「何に使うか」で選ぶ

AI動画ツール費用の補助対象性

制度間で最も差が出るのが「AIツールのサブスク費用そのものを補助できるか」という点です。

  • デジタル化・AI導入補助金: IT支援事業者登録済みのツールのみ対象。Seedance・Runway単品は現時点では難しい。国内パッケージ経由なら可能性あり
  • 持続化補助金: ツールサブスク費そのものは対象外。ただし「AIツールを使って制作した広報動画の制作委託費」は広報費・外注費として対象
  • ものづくり補助金: システム開発・構築として位置づければ専用ソフトウェア費で対象になりやすい。ただし「革新的なサービス開発」の説明が必要

申請のしやすさ

持続化補助金は小規模事業者が対象ですが、商工会・商工会議所のサポートが受けられるため申請書類のハードルが比較的低い。デジタル化・AI導入補助金はIT支援事業者との連携が必須で、事業者選びがやや手間。ものづくり補助金は補助額が大きい分、事業計画書の完成度が問われます。

スピード感

持続化補助金第19回は締切が2026年4月30日(木)で間もなくです。支援機関(様式4)の発行期限は2週間前の4月16日(木)が実質的な締切ラインです。GビズIDをまだ持っていない場合は今すぐ申請が必要です。

AI動画補助金申請の注意点3つ

1. 「AI動画ツール」とは書かず「業務効率化ツール」として申請する

❌ 「Seedance 2.0を導入して動画を作ります」
⭕ 「動画コンテンツ制作の生産性向上を目的として、AI生成技術を活用したコンテンツ制作プロセスの効率化に取り組みます」

補助金の審査では「業務課題の解決」が軸。ツール名より「なぜ必要か」「どう改善するか」を前面に出す書き方が評価されます。

2. 交付決定前にツールを購入・契約しない

❌ 「採択通知が届いたのでRunwayの年間契約を結んだ」
⭕ 「交付決定通知を受け取ってから契約・支払いを行う」

これは補助金全般に共通する最大の落とし穴です。採択≠交付決定。採択後も交付決定の手続きが別途あり、交付決定前の支出は一切補助対象になりません。

3. AI動画ツール単体のサブスク費は現時点では慎重に

Seedance・Runway・Klingなどは2026年3月時点で、デジタル化・AI導入補助金のIT支援事業者ツール登録リストに掲載が確認できません。登録状況は事務局の公式ページで定期的に更新されるため、申請前に必ず最新の登録リストを確認してください。

申請に向けて今すぐやること

AI動画制作に補助金を活用したい場合、状況別のアクションは次の通りです。

  1. 持続化補助金第19回を狙う場合(今月中): 地元の商工会・商工会議所に相談 → 経営計画書の下書き作成 → 4月16日(木)までに様式4発行を依頼
  2. デジタル化・AI導入補助金を狙う場合(5月12日締切): 公式サイトでIT導入支援事業者を検索 → AI動画系ツールを扱う事業者に相談 → GビズIDを取得
  3. ものづくり補助金を狙う場合(5月8日締切): AI動画を活用した新サービスの事業計画策定から開始。認定支援機関(税理士・中小企業診断士等)への相談を推奨

どの制度が自社に合うか迷う場合は、AI導入に使える補助金5選 徹底比較で全体像を把握してから判断すると効率的です。

また、GビズIDをまだ取得していない方は先にGビズID登録ガイドを確認してください。申請に1〜2週間かかるため、早めの手続きが必須です。


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AI導入の計画策定や、どの補助金が自社に合うかお悩みの場合は、お問い合わせフォームからご相談ください。AI研修・導入支援の観点から、補助金の活用も含めてアドバイスします。

この記事は補助金ナビ編集部がお届けしました。


本記事の情報は2026年3月27日時点の各省庁・事務局の公表資料に基づく参考情報です。補助金・助成金の制度内容は予告なく変更される場合があります。申請にあたっては、必ず各制度の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。本記事の情報に基づく申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。

参考・出典

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