2026年3月30日(月)午前10時、デジタル化・AI導入補助金の申請受付が始まる。IT導入支援事業者の登録申請・ITツール登録・交付申請、3つが同時スタートだ。
前回(IT導入補助金)との最大の変更点は、申請がjGrantsではなく「申請マイページ」へ一本化されたこと。GビズIDを持っていても、IT導入支援事業者からの招待なしには申請マイページにたどり着けない。この仕様を知らずに当日を迎えると、手順の最初から詰まる。
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2026年 申請スケジュール一覧
| マイルストーン | 日付 |
|---|---|
| 申請受付開始(1次) | 2026年3月30日(月)10:00〜 |
| 1次締切 | 2026年5月12日(火)17:00 |
| 1次 交付決定予定 | 2026年6月18日頃 |
| 2次締切 | 2026年6月15日(月)17:00 |
| 2次 交付決定予定 | 2026年7月23日頃 |
| 3次締切 | 2026年7月21日(火)17:00 |
| 4次締切 | 2026年8月25日(火)17:00 |
※上記は2026年3月24日時点の公表情報。最新スケジュールは公式サイトのスケジュールページで確認のこと。
この補助金の全体像(補助率・枠の種類・対象経費)については【3/30受付開始】デジタル化・AI導入補助金2026公募要領を徹底解説に整理されている。
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3月30日 10:00〜の申請手順:5ステップで完結
申請当日の流れを順番に解説する。ここではすでにGビズIDプライム取得・SECURITY ACTION宣言が完了し、IT導入支援事業者との調整も済んでいる前提で進める。
Step 1: IT導入支援事業者から「申請マイページ」の招待を受ける
デジタル化・AI導入補助金の申請は、補助金事務局への個人申請ではない。必ず「IT導入支援事業者(ITベンダー)」と共同で申請する仕組みになっている。
IT導入支援事業者が申請マイページ上で招待を送ると、申請者のメールアドレスに招待URLが届く。このURLは受信から72時間のみ有効。期限切れになったら事業者に再招待を依頼する必要がある。
招待メールが届いたら、URLをクリックして申請マイページにアクセスし、GビズIDプライムでログインする。
Step 2: 申請マイページで基本情報を入力
ログイン後、申請者の基本情報を入力する。入力が必要な主な項目:
- 法人番号・法人名・住所
- 代表者氏名・連絡先
- 従業員数・資本金
- 直近の決算情報(売上高・給与支給総額・付加価値額)
- SECURITY ACTION宣言番号(「4」から始まる11桁)
決算情報の入力は正確に。付加価値額(売上高 ー 外注費 ー 原材料費 ー 地代家賃等)が後の審査基準にも関わる。
Step 3: IT導入支援事業者が事業計画値・ツール情報を入力(並行作業)
IT導入支援事業者側では、申請マイページ上で以下を入力する:
- 導入するITツールの登録情報(事前登録済みのツールから選択)
- 事業計画値(導入後3〜5年の付加価値額増加見込み)
- 見積書・導入スケジュール
申請者側とIT導入支援事業者側の入力が完了するまで、次のステップに進めない。当日の連絡体制(担当者の電話番号、チャット等)を事前に確認しておくこと。
Step 4: 添付書類のアップロード
申請マイページ上で以下の書類をPDF等でアップロードする。
| 書類 | 注意点 |
|---|---|
| 直近2期分の確定申告書・決算書 | 法人: 法人税申告書 / 個人: 所得税確定申告書 |
| 履歴事項全部証明書(法人) | 発行から3ヶ月以内のもの |
| 労働者名簿または雇用保険の書類 | 従業員数の証明 |
| 導入するITツールの見積書 | IT導入支援事業者が準備 |
Step 5: 最終確認→宣誓→提出
全入力項目・アップロード書類を確認したうえで、申請内容に虚偽がないことを宣誓して提出ボタンを押す。提出後はメールで受付番号が届く。このメールは必ず保管すること。
申請マイページで詰まりやすいポイント
IT導入補助金(旧制度)の経験者から報告が多かったトラブルと対処法を整理する。
問題1: 招待メールが届かない
対処法: 迷惑メールフォルダを確認する。それでも届かない場合はIT導入支援事業者に確認(事業者側の操作ミスが多い)。
予防策: 3月30日の前日までに事業者から「招待送付のテスト確認」を依頼しておく。
問題2: GビズIDでログインできない
対処法: 「プライム」アカウントかを確認。エントリーやメンバーでは申請マイページにログインできない。プライムアカウントの確認はGビズID公式サイトからマイページにアクセスして確認できる。
ありがちなNG: マイナンバーカードの有効期限切れ(個人事業主の場合)。事前に確認しておく。
問題3: 申請マイページの推奨ブラウザエラー
対処法: 申請マイページはWindows環境でMicrosoft EdgeまたはGoogle Chromeの最新版が必要。MacのSafariでは動作しない場合がある。当日はWindowsパソコンを準備しておくのが安全だ。
問題4: 招待メールのURLが期限切れ
対処法: IT導入支援事業者に連絡して再招待を依頼する。再招待は即日可能なので慌てる必要はないが、当日の連絡先をあらかじめ確認しておく。
問題5: 申請送信後に「差戻し」される
書類不備や入力ミスがあると申請マイページ上で差戻し(要修正通知)が届く。差戻しがあっても締切前ならば修正・再提出できる。パニックにならず、指摘事項を確認して対処する。
申請当日の準備チェックリスト
3月28日(土)〜29日(日)に以下を確認しておくと、30日当日がスムーズになる。
- [ ] GビズIDプライムのID・パスワードを確認(ログインできるか)
- [ ] SECURITY ACTION番号(「4」から始まる11桁)を手元に準備
- [ ] 直近2期の決算書を電子データ(PDF)で準備
- [ ] 履歴事項全部証明書を準備(3ヶ月以内のもの)
- [ ] IT導入支援事業者の当日連絡先(電話・メール)を確認
- [ ] Windowsパソコン(Edge or Chrome最新版)を準備
- [ ] 申請前3ヶ月以内に発注・契約した経費がないことを確認(交付決定前の支出は補助対象外)
1次締切(5月12日)まで何をするか
3月30日に申請を開始しても、締切は5月12日。この6週間は以下の作業に充てる。
- 事業計画値の精査: 付加価値額増加目標(補助事業終了後3〜5年間)を事業者と詰める
- 見積書の確定: IT導入支援事業者が準備するが、内訳を申請者自身も理解しておく
- 書類の最終確認: 決算書・証明書類の有効期限を再確認
- 審査項目の自己点検: IT活用の課題・効果・体制が明確か
「初日に申請すれば有利か」について: この補助金は先着順ではなく審査型。3月30日に申請しても5月12日に申請しても、審査のスタートラインは同じだ。ただし、早期に申請を開始しておくことで書類確認・差戻し対応の時間的余裕が生まれるメリットはある。
あわせて読みたい:
- 【図解】デジタル化・AI導入補助金の申請手順|申請マイページ操作ガイド
- 【3/30受付開始】デジタル化・AI導入補助金2026公募要領を徹底解説
- 【2026年】デジタル化・AI導入補助金 初回申請完全攻略ガイド
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まとめ:30日の10時に備えてすること
3月30日 10:00の申請開始まであと6日。今すぐできる準備は3つだ。
- 今日中: IT導入支援事業者に「30日の招待送付時間」を確認し、当日の連絡体制を取り決める
- 今週中: 決算書・履歴事項全部証明書をPDFで準備、GビズIDプライムのログイン確認
- 30日前日: Windowsパソコンのブラウザを最新版に更新、SECURITY ACTION番号を手元に準備
申請マイページの操作方法やIT導入支援事業者の選び方についてのご相談は、お問い合わせフォームからどうぞ。AI導入の計画策定から補助金活用の検討まで、弊社がサポートします。
この記事は補助金ナビ編集部がお届けしました。
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参考・出典
- デジタル化・AI導入補助金2026 公式サイト — 中小企業基盤整備機構(参照日: 2026-03-24)
- 新規申請・手続きフロー詳細 — デジタル化・AI導入補助金2026(参照日: 2026-03-24)
- 事業スケジュール — デジタル化・AI導入補助金2026(参照日: 2026-03-24)
- デジタル化・AI導入補助金2026 公募要領公開のお知らせ — 中小企業庁(参照日: 2026-03-24)
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免責事項
本記事の情報は2026年3月24日時点の公式サイト・公募要領に基づく参考情報です。補助金の制度内容・スケジュールは予告なく変更される場合があります。申請にあたっては、必ず公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。本記事の情報に基づく申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。
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