デジタル化・AI導入補助金

【6/15締切】セキュリティ対策推進枠2026

セキュリティ枠最大150万円 6/15締切

この記事の結論

デジタル化・AI導入補助金2026のセキュリティ対策推進枠は最大150万円。補助率・対象経費・6月15日締切までの準備を公式情報で解説。

デジタル化・AI導入補助金2026の「セキュリティ対策推進枠」は、中小企業がサイバーセキュリティお助け隊サービスを導入する際、5万円〜150万円の補助を受けられる枠です。補助率は中小企業が1/2以内、小規模事業者が2/3以内。対象経費は、登録済みサービスのサービス利用料(最大2年分)です。

2026年5月19日時点で確認できる直近の締切は、2次締切分:2026年6月15日(月)17:00。AI導入やクラウド化を進める企業ほど、端末監視・ネットワーク監視・初動対応の体制を先に固めておくと、後のDX投資が進めやすくなります。


最大150万円、対象は「お助け隊サービス」

この枠の特徴はシンプルです。AIツールそのものを買う枠ではなく、AI・クラウド・SaaSを安全に使うためのセキュリティサービスに使う枠。正直、派手さはありません。ただ、ランサムウェアやアカウント乗っ取りが起きると、補助金どころではなく事業継続の問題になります。

項目 2026年2次締切分で確認した内容
制度名 デジタル化・AI導入補助金2026 セキュリティ対策推進枠
対象者 要件を満たす中小企業・小規模事業者等
補助額 5万円〜150万円
補助率 中小企業:1/2以内、小規模事業者:2/3以内
対象経費 サイバーセキュリティお助け隊サービスのサービス利用料(最大2年分)
対象サービス IPAの「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」掲載サービスのうち、IT導入支援事業者が提供し、事務局に登録されたもの
交付申請期間 2026年3月30日(月)から受付開始。終了時期は別途案内
直近締切 2次締切分:2026年6月15日(月)17:00
交付決定予定 2026年7月23日(木)予定
申請方法 IT導入支援事業者から申請マイページへ招待を受け、電子申請で提出
公式サイト セキュリティ対策推進枠 公式ページ

ほかのAI・DX向け制度との大まかな位置づけは、AI導入に使える補助金5選 徹底比較でも整理しています。今回の記事では、セキュリティ対策推進枠だけに絞ります。

AI導入企業がこの枠を先に見るべき理由

生成AI、AI-OCR、クラウド型CRM、オンライン予約、EC、会計SaaS。便利なツールほど、ID・端末・ネットワークの管理が甘いと事故の入口になります。セキュリティ対策推進枠は、そうした「導入後に後回しにされがちな守り」を補助対象にしている点が実務上かなり使いやすいです。

導入したいDX施策 一緒に確認したい対策 この枠との相性
生成AI・チャットボット 端末監視、相談窓口、初動対応 社員利用端末が多い会社ほど検討余地あり
クラウド会計・受発注SaaS ネットワーク監視、インシデント時の駆付け支援 バックオフィスDXの事故対策として有効
製造・物流のIoT化 ネットワーク監視型サービス 現場ネットワークを止めたくない企業向き

補助対象になる経費、ならない経費の境界線

対象になるのは、公式資料上では「サービス利用料(最大2年分)」です。具体的には、IPAが公表するサイバーセキュリティお助け隊サービスリストに掲載され、かつ本事業でIT導入支援事業者が提供し、事務局に登録したサービスが対象です。

  • 対象になり得る例1:ネットワーク監視型のセキュリティサービス
  • 対象になり得る例2:端末監視型(EDR等)のサービス
  • 対象になり得る例3:相談窓口、異常監視、初動対応、簡易サイバー保険を含むワンパッケージ型サービス

一方で、単に市販のセキュリティソフトを買う、社内PCを入れ替える、既に契約済みのサービスを後から補助対象にする、といった進め方は危険です。対象サービスかどうかは、公式ページとIT導入支援事業者の登録状況で確認しましょう。

6月15日締切から逆算する準備手順

締切日は2026年6月15日(月)17:00です。まだ時間があるように見えて、GビズID、SECURITY ACTION、サービス選定、IT導入支援事業者との確認を並行すると、意外と詰まります。

  1. Step 1:GビズIDプライムを確認する
    未取得なら最優先です。補助金申請の入口になるため、GビズID登録ガイドも参考にしてください。
  2. Step 2:SECURITY ACTIONを宣言する
    公式FAQでは、申請にあたって「★一つ星」または「★★二つ星」のいずれかの宣言が必要とされています。
  3. Step 3:自社のリスクを棚卸しする
    端末台数、拠点数、クラウド利用状況、個人情報・取引先情報の扱いを整理します。
  4. Step 4:対象サービスを確認する
    IPAのリスト掲載サービスであっても、本事業でIT導入支援事業者が提供し、事務局登録されたサービスかを確認します。
  5. Step 5:IT導入支援事業者から招待を受ける
    申請マイページの開設後、申請者情報・事業計画・ITツール情報を確認して提出します。
  6. Step 6:締切前にSMS認証まで終える
    公式スケジュールページでも、締切直前は画面遷移やSMS認証に時間がかかる可能性があると注意喚起されています。

セキュリティ枠でつまずきやすい不備

不備1:対象外サービスを選んでしまう

❌ 「有名なセキュリティサービスだから大丈夫」と判断する
⭕ IPAリスト掲載、IT導入支援事業者の提供、事務局登録の3点を確認する

この枠は、対象サービスの条件がかなり明確です。名前が似ているだけのサービスを選ぶと、申請前の段階で止まります。

不備2:通常枠のオプションと重複させる

❌ 通常枠でもセキュリティ枠でも同じサービスを申請する
⭕ どの枠で申請するかをIT導入支援事業者と整理する

公式FAQでは、通常枠またはインボイス枠のオプションとして申請できる場合がある一方、重複申請はできないとされています。ここ、地味に間違えやすいです。

不備3:SECURITY ACTIONを後回しにする

❌ 締切直前にまとめて宣言すればよいと考える
⭕ GビズID確認と同じタイミングで宣言状況を確認する

申請に必要な前提手続きは、早めに潰しておくのが安全です。

不備4:交付決定前に契約・発注してしまう

❌ 申請したから先に契約を進める
⭕ 交付決定を確認してから契約・発注する

補助金は後払いで、交付決定前に進めた経費は対象外になるリスクがあります。採択通知と交付決定を混同しないようにしましょう。

通常枠とセキュリティ枠、どちらを優先するか

AIツール導入そのものが目的なら、通常枠やインボイス対応類型を検討する場面が多くなります。一方、既にクラウド化が進んでいて「端末・ネットワーク・インシデント対応が不安」という会社は、セキュリティ対策推進枠を先に見る価値があります。

状況 優先して見る枠 理由
AI-OCRやCRMを新規導入したい 通常枠など ソフトウェア購入費・クラウド利用費が中心になるため
導入済みSaaSのセキュリティが不安 セキュリティ対策推進枠 監視・初動対応・相談窓口をまとめて整えやすいため
複数拠点・現場端末が多い セキュリティ対策推進枠 端末監視やネットワーク監視の効果が出やすいため

締切までに現実的に進めること

まずは、次の3つだけで十分です。完璧なセキュリティ計画を作るより、対象サービスと申請前提を早く確認するほうが現実的です。

  1. 今日:公式スケジュールで2次締切を確認する
  2. 今週:GビズIDプライムとSECURITY ACTIONの状況を確認する
  3. 締切2週間前まで:対象サービスとIT導入支援事業者を決め、申請マイページの招待を受ける

申請書類そのものの作り込みについては、補助金申請書の書き方ガイドもあわせて確認してください。なお、補助金の申請実務は制度・士業領域に関わるため、必要に応じて提携専門家への相談も検討しましょう。


この記事は補助金ナビ編集部がお届けしました。

AI導入の計画策定や、どの補助金が自社に合うか分からない場合は、お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。申請の結果を保証するものではなく、AI導入・DX計画づくりの観点から整理をお手伝いします。

参考・出典

免責事項

本記事の情報は2026年5月19日時点の各省庁・事務局・公的機関の公表資料に基づく参考情報です。補助金・助成金の制度内容、補助率、上限額、締切、対象経費は予告なく変更される場合があります。申請にあたっては、必ず各制度の公式サイト・公募要領・最新FAQをご確認ください。本記事の情報に基づく申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。

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